Triathlogue - トライアスローグ

札幌在住のホビートライアスリートによる日々のトレーニングの記録とトライアスロンについてのあれこれを書くブログ

Athloniaのオープンウォータースイミング講習会に行ってきた(プラス、Garmin Venu2 で気がついたこと)

スポンサードリンク

ここ最近の大会では2回連続してスイムでパニックを起こしてリタイアしているので、すこしでもオープンウォーターで泳ぐのに慣れるためにも、と思って講習会に参加してきたので書いておく。

スイムでのパニックを克服したい!

ぶり返したスイムでのパニック

トライアスロンをはじめてから2年くらいは、スイムのときにパニック起こして恐怖感でなにもできなくなる、ということが毎回のように起こっていた。とにかく怖くなって水に顔をつけられなくなって、動けなくなる。

自分がちゃんと泳げるのはわかっているし、ウェットスーツも着ていて溺れたり沈んだりすることはないのは頭ではわかっているのだけど、どうしても恐怖心が湧き上がってきて止まらない、そんな感じになる。それでもしばらく泳いでいるとそれが収まってちゃんと最後まで泳げるようになるというのが何度かあった。

ここ数年はまったくそういうこともなく、てっきりもう克服したものだと思っていたのだが、2020年のアイアンマン70.3セントレア知多半島、そして今年の石垣島トライアスロンではまたぞろ同じような状況になってリタイア(石垣島ではスイムスキップしてバイクから復帰。もちろんDNF扱いだけど。)している。

そのへんは以前記事にした*1のでそちらを。

 

いったい何が原因なんだろう?

もう克服したものと思っていたので、セントレアでパニックが再発した時はとてもショックだった。いったい何が原因なのだろうと考えて見ると2つほど思いあたる。

  1. 体重の増加によってウェットスーツの締め付けがキツくなった
  2. 大会が減ってオープンウォーターで泳ぐ機会が減った

1. はウェットスーツを新調したので幾分かマシになるのではないかと思う*2が、問題は2.だ。

ならオープンウォータースイムの機会を作ろう!

北海道ではなかなかオープンウォータースイムの機会が持てない。

仲間がいれば誘い合わせて行くこともできるが、一人では事故の可能性も考えるとかなり不安だし、そもそも海水浴場で泳げる期間が本州に比べると圧倒的に短い。サーフィンとかやってる海岸で泳いでいるとサーファーの邪魔にもなりそうだし…と、いろいろと考えてしまう。

加えて、プールでの泳ぎ方は教わったことがあるけれど、オープンウォータースイムについては完全に自己流ということもあったので、Athloniaが開催しているオーシャンスイム講習会に参加してみることにした。

athlonia.com

athlonia.com

参加した10月10日は初心者向けのスキル講習とインターバル練習の二本立てだったので、せっかくだから両方に参加することにした。少しでも海の中にいる時間を長くしたい。

というわけで講習会に行ってきた

久しぶりの鎌倉

講習会の会場は鎌倉の材木座海岸。鎌倉を訪れるなんて子供の時依頼かな、というくらい久しぶり。テレビで紫陽花の時期の鎌倉の映像とかを観ると「いいなあ、行きたいなあ」って思うけど、まさかそれとはまったく違う時期に泳ぎに来るなんて思いもしなかった。

お世話になったのはホテルメトロポリタン鎌倉というホテル。

ホテルメトロポリタン鎌倉

f:id:jwatanabe:20211012095733j:plain

一階のレストランは無印良品のカフェが入っていて、夕食も朝食もとても美味しく頂いた。

新しいホテルできれいだしとても快適だったなあ。

当日朝は雨模様

明けて講習会当日、晴れ予報だったのにけっこうな雨。

f:id:jwatanabe:20211012095742j:plain

あれー、と思いつつも鎌倉駅前からバスで材木座海岸に向かう。

受付はOSJ湘南クラブハウスというところ。

f:id:jwatanabe:20211012095800j:plain

powersports.co.jp

一階で講習会の受付を済ませて、施設利用料700円を支払うとロッカーキーが手渡されるので、2階のロッカールームで着替える。

初めてみる材木座海岸はとてもきれいだった。世界トライアスロンシリーズ横浜大会で泳ぐ山下公園の海とはぜんぜん違う!同じ神奈川県なのに!って一緒にしたら湘南の人に怒られるかなw

f:id:jwatanabe:20211012095751j:plain

波打ち際でチャプチャプするのホント楽しいよね。

初心者向けスキル練習

まずは朝10時からの初心者向けスキル練習。時間になると30人ほどの参加者が。クラブハウス前で説明があったらしいんだけど私はずっと海岸でひとりぼんやりと待っていたよ…w

準備運動で体をほぐしながら、ウェットスーツの着方などの基本的なことなども織り交ぜて解説してくれる。壁を使っての手を前に伸ばす動作の練習とか、プッシュの方向についての考え方とか、自宅などでも再現できてとても役に立つ練習もあったのでこれはいいなあ。

そしてある程度泳げるグループと、海で泳ぐのに自身のないふたグループに分かれて練習。私はある程度泳げるグループの方に入った。両側呼吸の練習やヘッドアップのやり方、ドラフティングをやってみよう!など、海で泳ぐときに役立つことを中心に。

ブイを曲がるときに使えるターンのしかたは目からウロコだったなあ。大会でももしかしたらやってる人がいたのかもしれないけどみたことがなかったので驚いたが、実際にやってみると確かにクイックにブイを回ることができるので、余裕があるときには試してみようと思う。加えて海への入り方、スイムアップするときの動作なども役立ちそうだ。

最後にふたグループ合流して集団で泳ぐ練習。やっぱり密集して泳ぐのってプールではありえないから慣れが必要だよなあ。そしてしばらくやらないと感覚を忘れてしまう。

脚の立つところにブイを浮かべての練習なので溺れる不安もないし、ある程度泳いでもパニックの兆候がなくてとてもよかった。ウェットスーツは首周りがちょっときついかなあと思っていたけれど、ちゃんと位置を調整していくとそれほど気にならなくなった。

インターバルトレーニング

スキル練習が終わって、程なくインターバルトレーニング。別プログラムなのだが私を含めて数名はスキル練習から続けて参加。またウォーミングアップしてから入水。

今回はブイが4つ台形に配置されて、一周100mのコースになっているらしい。一本目でだいたいどれくらいのタイムで回ってこれるかを掴んで、どのサイクルに入るかを決める。2分、2分30秒、3分、3分30秒、4分とそれぞれサイクルが設定されていたのだが、私は3分サイクルに参加することにした。

インターバルトレーニングがはじまったらあとはもうひたすら泳ぐのみ。一周してきたらもう次のサイクルのカウントダウンがはじまっていてぜんぜん余裕がない。午前中で多少疲れているのと、あまり寝れてないこともあってついていくのに必死だった。

途中からはぜんぜん進んでる実感もなくて、ついつい力が入ってしまうのだがそうすると息が上がってしまう。必然的に心拍数も上がるのでしんどくなってしまい、何本か抜けて休む羽目に。そういうときでもゆったり泳いでいればいいのになあ、とあとから思うんだよなあ…。やはり続けて泳いでいると精神的な余裕がなくなっていくみたいだ。45分間みっちり泳いで終わり。やることがシンプルなだけに密度が濃くて、数本休んだくせにヘロヘロにw

久しぶりのオープンウォーターは気持ちよかった!

ここ2回の大会ではパニックを起こしているだけに心配だったのだが、今回はそんなこともなく楽しみながら泳ぐことができたように思う。ブイも脚の立つところに配置されていたのと、レースとは違って緊張感がないのもよかったかな。なによりも海で泳ぐことへの恐怖心の克服や、苦手なことの発見などができたのはとても大きな収穫だった。

北海道の海でも簡易のブイとか手に入れて、脚のつくところで試しに泳いでもるのもいいかもしれないと思った。もちろん一人では行けないので誰か仲間を探さないといけないけれど。アスロニアの講師、庭田さんと丸山さんはとても親切丁寧にいろいろ教えていただき感謝。来年も機会が作れたらまた参加したいと思う。

f:id:jwatanabe:20211012095809j:plain

講習会がはじまってすぐにこんなきれいな晴天に!

スイムキャップせずに泳いでいたので、頭皮が日焼けしてヒリヒリになったよ…。

そうそう、Garmin Venu2 の話も!

普段遣いのVenu2しか持っていかなかったのだが、会場についてさあ講習会がはじまるよって段階でメニューから「オープンウォータースイム」を選ぼうと思ったら…

なんと!Venu2はオープンウォータースイムに対応してないよ!

ってこれはちゃんと確認していない自分が悪いのだけれど落胆したw

ちゃんと事前に把握しておけば Garmin Foreathlete 945 を持ってきたのに…。

 

 

やっぱり、現時点でトライアスリート向けの最強スマートウォッチは945だな、と実感した次第。あ、もちろん普段遣いのスマートウォッチとしてのVenu2は最高だよ!しかし、GPSもあるしスイムにも対応してるんだから、OWS対応してくれればいいのになあ。ソフトウェアのアップデートで対応できるものならぜひ対応してもらいたい!Garminさんお願いします!