待ちに待った石垣島トライアスロン2021に参加してきたのでその記録を書いていく。
トラブルもそこそこあったり、トレーニング不足を痛感させられたりとちょっと苦い思い出になってしまったけれども、それも含めて今後の糧にしていきたいなあ。
4月9日 金曜日
石垣島到着
今回は大会前々日の金曜日に石垣島入りした。前日移動だと体力的にもしんどそうだし、と思ったので。
空港で石垣島公認キャラクターの「ぱいーぐる」さんの歓迎を受ける。お久しぶりです。
目つきは悪いけどなんかかわいい。
今回はレンタカーも借りていたので移動もらくちん。バスだといったんフェリーターミナルまで行ってそこから徒歩かタクシーでホテルまで行くことになるのでちょっと面倒なのよね。
今回お世話になったホテルは「ホテルWBF PORTO 石垣島」さん。
近くにコンビニがないのがちょっと難点だけど、ちょっと歩けばすぐに飲食店もあるし、昨年できたばかりのホテルなので建物も新しくてきれいなのがよかった。朝食は海鮮丼と石垣牛の牛丼が選べるのだが、なかなかのボリュームだった。
あれれ、リアホイールが…!
ホテルに届いていた自転車を受け取って、部屋で組み上げてみると…
むむむ、後輪に空気がはいらないぞ…。
MAVICのチューブレスなのだが、リムとタイヤの間から空気がだだ漏れになっている。うそーんと思って一度ビードをぜんぶ溝に落としてから空気を入れてみてもだめ。いやはやいやはや。とりあえず翌日どうにかすることにしてこの日は就寝。
4月10日 土曜日
リアホイール復活!
この日は朝食を摂ってから石垣島の自転車店を検索。開店と同時にリアホイールを持ち込んで相談してみた。二軒ほど訪問してみるも、リムテープも一部剥がれててそこからじゃないかと。で、チューブレス用のリムテープはないからチューブ入れて走るしかないねー、との結論。そうかあ、しょうがないなあと思っていたのだが、ふと大会でもメカニックサービスがたしかあったよな!と思い出したので大会本部に。
指が写り込んでいるあたり、どれだけ焦っていたかがわかるなあw
ここでもいろいろ見ていただいたのだけど、やっぱり同じ結論。なのでチューブを入れることにした。じゃあチューブ買ってホテル戻るか…、と思っていたらメカニックのお兄さんが手際よくぱぱっと最後までやってくれちゃった。
いやはや、ありがたい。技術料1,000円とチューブの代金を支払ってほくほくとホテルに戻る。一時はどうなることかと思ったが、これで安心して翌日のレースに参加できる。ちゃんと機材の状態とかチェックして把握しておかないとダメだよねえ…。
この事件からぜんぜん学んでないな…w
いかんいかん。
沖縄そばうまい!
気を取り直してホテルから歩いて15分ほどのところにある沖縄そば屋さんで昼食。
沖縄そば(中)で500円。やっす!そしてうまい!
r.gnavi.co.jp昼時だったのもあるけれど、ひっきりなしにお客さんが来ていて待っていた。人気店なんだろうなあ。
今回はコロナ対策で前日の競技説明会もないし、バイクの預託もなく当日搬入なので、この日は翌日に備えてコンビニでいろいろと買い込んでホテルでゆっくり。夕飯はちょっとあるいて沖縄料理やさんでゴーヤチャンプルーとアーサ汁。白米もちゃんと摂って、もちろんアルコールはなしで早めに就寝。
4月11日 日曜日
4時に起床してもろもろ準備。とはいってもウェア着てボディナンバー張ったりするだけだけど。いつもは当日チェックアウトなので、荷物を全部まとめてチェックアウト手続きして荷物をフロントに預けるってところまでやらないといけないけれど、今回は翌日まで滞在するのでとても楽ちん。
トランジションエリアオープン
レースナンバーごとにトランジションエリアに入れる時間が指定されていたので、それにあわせて会場入り。ホテル出た時はまだ真っ暗だったよ…。ホテルから会場まではそんなの遠くないのでバイクに乗って移動。サザンゲートの橋は歩道を通らなければいけなかったのでバイクは押して歩く必要があったけど。
会場には参加者しか入場できないようになっていた。オンラインチェックインということで10日前から毎日体温や体調に関するアンケートに回答しないと表示されないQRコードで入場するのかと思いきや、なにも求められずにレースナンバーの申告だけで通れてしまった。
えー、そうなの?w
トランジションエリアに入るとすでにチラホラと参加者の姿が。自分の場所にバイクをかけて準備していると、いつもYouTubeを拝見している福岡のみつるさんが歩いてきたので思わず声をかけてしまった。
以前別な記事でもご紹介したのだけど、普段のトレーニングからいろんな機材についてもとても参考になるのでトライアスリートにはおすすめのYouTuberさんなんである。
トランジションエリアのバイクラックの間隔は以前と特に変わらず。ナンバーでの入場制限があればレース開始後も含めて密にはならないとの判断なんだろうな。多分これでいいんだと思う。ITUのガイドラインだと間隔を取ることになるんだろうけど、トランジションエリアが広大になっちゃうので運営も選手も大変だしね。
とりあえずいつものようにトランジションのセッティングを完了。
両脇がCerveloのすんごい高いバイク(PXかな?とS5)で震える…
選手受付
セッティングを済ませたら、まだ受け取っていないスイムキャップとアンクルバンドを受け取りに選手受付に。
ここでスイムキャップとアンクルバンドを受け取る。これでレースに必要なものはすべて揃った!
スイムコースは波も穏やかでとても水がきれい。
試泳
スタート前に試泳の時間が設けられていたので、しっかり試泳。ただ距離が短かったのであっという間に終わってしまった。もうちょっと泳いで心拍数あげたり感覚つかんで落ち着いておきたかったなあ。昨年のセントレアではパニックでスイム開始300mでリタイアという結果だったので、今回もちょっとまだ不安なのだった。
ゴーグルはちょっと前に購入したSWANSのものを選択。
SWANS(スワンズ) スイミングゴーグル SR-81PH PAF CLA 調光クリアtoスモーク ASENDER レーシング クッション付 大人用
- 発売日: 2019/03/31
- メディア: スポーツ用品
めちゃくちゃ天気がよくて眩しかったので調光でスモークになるやつにした。
そしてスイムからスタート
8時過ぎから10秒おきに数名づつのスタートなのだが、わりと早めに並んでしまったのでそのまま早めにスタートすることになってしまった。最初はゆっくりと、心拍数をあげないように、あげないように、と気をつけながら泳いでいたのだが、やっぱりほどなくしてパニックに。
この大会ではつかまって休めるブイがあるので、しばらく休んで呼吸が落ち着いてから再度スタートしたものの、あまり状況は変わらず。そんな調子でスタートアンドストップを繰り返しながら、22分ちょっとで一周目(750m)を終える。二周目に行くかどうするかをとても迷ったのだが、この状況で二周目に入ってもまた同じ事になりそうだったので、この時点でスイムスキップを申請。
スイムのゴール地点にちゃんと医師と看護師がいて、かんたんに状況を確認されてOS-1をもらって水分補給。いやあ、二大会連続のスイムリタイアは堪えるなあ…。いったんアンクルバンドを返却して、マーシャルからスキップ組のバイク再スタートの集合場所を教えてもらう。スイムスタートから約一時間後の9時に集合場所で再スタート。
バイクは風と坂との戦い
気を取りなおしてバイク。
前半は向かい風がキツイかもねー、とスイムスキップを申請したマーシャルから聞いていたのだけど、たしかにそうだった。しばらくは平坦な道が続くものの、そこそこのアップダウンがあるコースに風も加わるとしんどいなあ、と思いつつ久しぶりのレースが楽しいのでどんどん踏んでいく。
が、ZWIFT ばっかりで実走していなかったからか(これはいいわけだなw)、思ったようにはやっぱり進まない。30km過ぎくらいからは左の臀部から内転筋にかけて強い痛みが出てきてまったく踏めなくなってしまった。最高地点は過ぎたとはいえまだ細かなアップダウンはあるのでとてもしんどかった…。いままで30km程度で痛みが出るなんてことはなかったのでちょっとびっくり。ちゃんとトレーニングしなければ…。
そのままヘロヘロとラン
最後のサザンゲートの橋もなんとかほうほうの体で乗り越えてランに。
足の痛みはバイクほど響かなかったものの、あまりペースもあげられずにゆっくりとノロノロ運転。今回から感染対策のために市街地を走るコースからサザンゲートのめちゃくちゃフラットな5kmを2周するコースに変更になっていたので、参加者以外が入れないエリアでのランということもあって応援もほとんどないなかをひたすら走っていく。ここでもひたすらトレーニング不足を実感しながら、なにも面白いことがないまま淡々とゴールを迎える。
ゴール後
フィニッシュしたらそのままテーブルに置いてある水を飲み、いろいろはいったトライバッグを受け取り、トランジションエリアに直行して各自片付けして漸次解散、という流れ。トライバッグにはこんなマスクが入っていて、
フィニッシュした参加者はみんなこれをつけてトランジションエリアの片付けをしていた。でも汗だくでこのマスクだとちょっと息苦しい気がするなあ。
片付けを終えたらまた歩いてサザンゲートブリッジを渡ってホテルまで。さっきも書いたとおり、今回はレース翌日のチェックアウトにしておいたので、部屋に戻ってシャワーを浴びてのんびりできた。仕事が許す限り今後はこうしよう…。
ホント反省しかない
昨年のセントレアのスイムで数年ぶりにパニックを起こしてリタイアしたこともあり、スイムでのパニック対策が課題だなあとは思っていたものの、今回はその後のバイクもランもまったくダメダメだったので、基本的なトレーニング不足を痛感させられた。ほんと文字通り痛かったし、足。
来月には世界トライアスロンシリーズ横浜大会も控えているので、それまでにできることをちゃんとやっていこう。あと、テレワーク開始後に増えた体重をもとに戻さなきゃ(だからそれもトレーニング不足だって)
最後に、コロナ禍でたくさんの大会が中止や延期を余儀なくされる中、今回の大会を開催までこぎつけてくださった大会事務局の皆さんに感謝。来年もまた参加したいなあ。