Triathlogue - トライアスローグ

札幌在住のへっぽこトライアスリートによる日々のトレーニングの記録とあれこれ

【後編】アイアンマン70.3セントレア知多半島に出場してきた…けど...

アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン2020に参加してきたので、前篇で大会前日までのお話を書いた。

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後編では大会当日のことと、今回の大会について感じたことをつらつらと書いていこうと思う。引き続き参考にはならないので悪しからず。

大会当日

トライアスロン大会の朝は早い。

なので前日はもちろんお酒も飲まずに20時過ぎには就寝していた。

朝食

私のスタート予定時間は8時24分だったので、4時頃に起床してシャワーで目を覚まし、ホテルの朝食を無理やり食べた。ありがたいことに、宿泊していたホテルが通常6時からの朝食サービスを4時30分からやってくれていたので、いつも前日に買っておいた冷たいコンビニおにぎりよりもずいぶん食べやすかった。

会場に移動

前日に整理しておいた荷物を担ぎ、会場に持ち込まない荷物をホテルのフロントに預けてチェックアウト。前日はそこそこ雨が降っていて肌寒かったのだが、一夜明けたらきれいな青空で爽やかな夜明けだった。

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6時のバスで会場に向かう。新舞子マリンパークへの橋を渡ったところで大渋滞。今回は参加者に自家用車及びレンタカーでの来場を促していたこともあって駐車場はすごい混雑だった。

トランジションセッティング

この大会では通常だとトランジションエリアにはバイクのみおいて、それ以外の荷物はバッグに入れてスイム終了後に各自ピックアップするのだけど、今回はトランジションエリアがひとつということもあって他の大会と同じようにトランジションエリア内にすべてセッティングする形となった。

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いつもどおりにセッティング。

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ちょっと肌寒く感じるものの実にいい天気でいい予感しかしなかった。このときは…。

スタート前

朝日が実にきれいに映える青空。

気温は13度とすこし寒いくらいだったが、会場アナウンスによると水温は21度とのことでひと安心。前日の雨でかなり水温が下がっているんじゃないかと心配していたので。

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スタートのブースもちゃんと設営されていた。

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そしてゴールゲート。

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トライアスロンのスタート前はいつもとても複雑な心持ちになる。大好きなトライアスロンへのワクワク感はもちろんあるのだが、苦手なスイムへの恐怖心などもあって不安になったりやる気になったりと忙しい。水にちょっとはいったり呼吸をととのえたりしてリラックスしようともするのだけれど、それでもソワソワと落ち着かない。

スタート、そして…

7時30分頃から10名づつのローリングスタートが開始されて、少しづつ自分のスタートが近づいてくる。スタートブースにはスタートが近くなった番号までが順番に呼び込まれて各自の計時用アンクルバンドを受け取って装着。最後の水分補給を行ったらスタート地点に10名づつ並んで進む。ここはあまりレースナンバーと関係なく進んでいった。厳密にナンバー順にする必要もないもんね。スタート前には白戸太郎さんもいてちょっと会話。

予定の8時24分よりだいぶ早めにスタートすることになった。スタートエリアのマーシャルともちょっと談笑してリラックスするように努めたんだけどやっぱりどんどん緊張感は高まっていく。そして前の10名の一分後にスタート。

ゆっくり水に入る。オープンウォーターは一年以上のご無沙汰だったので、少しづつ慣れていけるようにゆっくりと泳ぎはじめる。しばらくは順調にすすんでいて、何名か抜いたりもして「おや、調子いいじゃない」とすら思っていたんだけど、すこしづつウェットスーツの締め付けが気になってくる。

あれ…?

気になりはじめると連鎖していろいろ考えはじめちゃうんだなあ。気がついたら息苦しくなってどんどん腕も重くなってくる。それでも進もうとするけれど、ついに息苦しさが恐怖に変わって顔を水につけていられなくなり平泳ぎ。そのまましばらく進もうとはしていたのだけどどうにも恐怖心も収まらず、気がついたら心拍数がすごく上がっていた。

クロールに戻ろうとしてみたものの、どうしても苦しさも恐怖心も収まらない。せっかく愛知まで来て今年唯一の大会だし…、というのも頭の中でぐるぐるしていたのだけど、まだ300mほどしか進んでおらず残りの1,600mを泳ぎ切る自信はもうすでになかった。近くにいたジェットバイクのライフセーバーさんに立ち泳ぎしながら「リタイアです!」と元気よく(元気いいのかよw)声をかけ、海岸まで連れ戻していただいた。ありがとうございました。

というわけで、昨年6月以来の、そして今年唯一のトライアスロンはスイム300地点でリタイア、という結果に終わりましたとさ。くやしいねえ。

パニック対策しないとなあ

さて、スイムでパニックを起こしたのは何年ぶりだろう、ってくらい久しぶり。そしてリタイアはトライアスロンを始めたばかりの頃、2014年5月の長良川ミドルトライアスロン以来の二回目だ。しばらくなかったからもう克服したものだと高をくくっていたら今回また発生。ちょっと対策を考えないとなあ。

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Garminの記録をみてみると、最初はわりと安定しているものの、がくんとストローク数が落ちているのが怖くなって平泳ぎに切り替えたあたり。そしてそのあたりから心拍数がグン!と上がっている。落ち着こうとして少し下がってもクロールに戻ろうとしたらすぐにまた上昇。ここで諦めている。リタイアを決めてからはどんどん落ち着いているのもよくわかる。

心拍数が上がるからパニックになるのか、パニックになって心拍数が上がるのかわからないけれど、スタート前に一度心拍数を上げるのも不足していたかもしれない。あと、ゆっくりスタートしたつもりだったけれど、実際はそうでもなかったのかもしれない。どの種目もだけど、特にスイムのトレーニングは足りていなかったので、その不安ともともとの苦手意識もあったかもしれない。

来年のシーズンに向けてまた克服できるようにいろいろ対策を打っていきたい。

コロナ禍での大会運営について

というわけでリタイアしちゃったので、着替えたあとはしばらくバイクを観戦、早めの昼飯をゆっくり食べて戻って自転車を引き上げて西濃運輸さんにまた配送依頼して早めに会場をあとにした。なのであまり大会について参考になることは書けないのだけれど、運営についていくつか気になった点があったので書いておこうと思う。

情報発信のタイムリーさに欠けていた

これは大会当日だけの話ではないのだが、公式サイトでの情報発信があまりタイムリーにされていなかったと思う。西濃運輸さんの自転車配送サービスは9月18日からスタートしていたにも関わらず公式サイトにアップされたのはかなりあとになってから。最新情報にトピックスとして載ったのは10月8日のこと。受付期限は10月9日だよ?

他にも参加者としてはもっと早く知りたかったな、と思うことが開催日近くになってから公開、というものが多かった。遠くから行く人も多いし、会場までどう動けばいいのかわからないと困る参加者もけっこういるので早く出してほしいところ。

また、Facebookページには掲載されるけど公式ページには載らない投稿もあったりするし、そもそも発信するならtwitterの方がいいんじゃないかと思ったり。

申請・提出物のわかりづらさ

アスリートチェックインの時間帯、シャトルバスを使うかどうか、健康チェックは Google フォームで入力するようになっていた。これらもひとつにまとめてくれればいいのに、それぞれ案内があって個別に入力して回答しなければならなかった。

それから、事前提出物として参加誓約書と保険証の写しをメールで送る必要があった。参加誓約書は

  • サイトからPDFをダウンロード
  • PDFファイルを紙に印刷
  • 必要事項を記入
  • スキャンしてデータ化
  • メールでデータを送る

という非常に手間のかかることをさせられた。これもGoogleフォームで記入させればいいのでは?同じく保険証の写しについてもGoogleフォームで画像を添付させるようにすれば本人確認も一緒にできるじゃない。この辺の取り回しについては今までのアナログなやり方をそのままデジタル化しただけで、効率的なデジタル化ができていないように思える。もすこしデジタルに強い人を運用設計に関わらせたらいいんじゃないだろうか。

競技説明会のオンライン化の功罪

密を避けるために競技説明会はオンライン化されたが、これまでのオフラインでの競技説明会の内容をそのまま動画にしたものだった。感染症対策についての解説にも時間を使わねばならないし、オンライン化することで伝わらなくなることももちろんあるので、そのことを考慮した動画の構成をもっと考えたほうがよかったのではないか。

バイクだけちょっと観戦していたけれど、「抜きまーす!」と大きな声を出している人がとても多かった。コースが狭いということもあるけれど、よくみているとキープレフト(左側走行)を守っていないひとがずいぶん多かったように見受けられる。あれでは早い人はそうとうストレスが溜まったんじゃないかな。

キープレフトは一例だけれど、「周回数を間違えないように」などの、個々人が気をつけようねってことよりも、細かいけれど参加者全員が配慮することで安全に関わる点が徹底できるようにすることの方に重点をおいたほうがいいのではないか。特に今回は密を避けるためにマーシャルの目が行き届かない点もあったはずなので。

バイクチェックインが適当すぎないか?

前半でも書いたが、バイクチェックイン適当すぎ。目視で、って書いてたけどブースにはいった瞬間にシール渡されるし。少なくともバイクについての質問がひとつくらいはあってもいいのでは。例年の厳しい車検に比べるとあまりにも簡略化しすぎていて拍子抜けしたよ…。

トランジションエリアの管理

バイクピックアップは本来は14時30分からとのことだったが、昼食を終えてから戻ってくるとトランジションエリア内に人がちらほら。入っていって近くにいたマーシャルに「もうバイク引き上げたりとかできるんですか?」と質問したら「いいですよ!」とのこと。

そのまま観戦する気にもなれなかったので早めに引き上げたかったこともありバイクを出して西濃運輸に預けたが、トランジションエリアからバイクを出す際に誰もチェックする人がいない。いつもならバイク返却エリアに入るときはレースナンバー確認されて出入りを厳密に見ているし、バイクを出す際にもレースナンバーの確認がある。高価なバイクも多いのにこれはちょっとないなあ。

そして大変な事故も起きていた

夕方まで知らなかったのだが、大変な事故も起きていた。

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バイク同士の正面衝突って、これは怖い。コースが狭いなあとは思っていたけれど、こんな事故が起きるとは…。道理で昼食から戻ったらバイクが終わっていたわけだ。よく考えたらそんな時間にバイク競技が終わっているわけがないんだよな。その対応にも追われていたのかと思うとさっき書いたようなこともあまり責められない気もする。そして、私もいち参加者の一人として、事故に合われて怪我をされた参加者の皆さんの一日も早い回復を祈っている。

来年は安全に開催できますように…

と、いろいろと書いてきたが、なんだかんだ言ってもアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンは私にとっても好きな大会のひとつだし、来年もいろんな問題点や事故を乗り越えてぜひ開催していただけるよう、運営の皆さんには頑張ってだければと思う。

それまでにスイムでパニック起こさないようにしておくから…。ホントお願い。