Triathlogue - トライアスローグ

札幌在住のホビートライアスリートによる日々のトレーニングの記録とトライアスロンについてのあれこれを書くブログ

ワールドトライアスロンカップ(2022/宮崎)を観戦してきたよ!

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ちょっとバタバタしていて遅くなってしまったが、10月29日に開催されてたワールドトライアスロンカップ(2022/宮崎)のエリートの部を観戦してきたので書いていくよ!

ワールドトライアスロンカップ(2022/宮崎)

ワールドトライアスロンカップ宮崎大会は毎年10月末から11月の頭にかけて開催されるWTC主催のトライアスロン大会だ。土曜日にエリートの部、日曜日にエイジグループのレースが行われる。

miyazaki-tri.com

これまでに何度かエイジの部に参加したことがあるのだが、今年は椎間板ヘルニアのために参加は断念。ただ、飛行機も宿も先行して取ってあったので、せっかくだからエリートの部を観戦しに行くことにした。

トライアスロンの朝ははやい

いつものことだがトライアスロンレースの朝は早い。参加する場合は私の場合4時ごろに目覚ましをかけていろいろ準備して会場に向かうのが常だ。が、今回は観戦のみなので、ゆっくりとホテルの朝食をいただいてから、一ツ葉ビーチ周辺の交通規制がはじまる8時前に会場に来るまで向かった。

いいなあ、南国の雰囲気が感じられるなあ。

この一ツ葉ビーチ周辺で開催されるトライアスロン大会は2つあって、一つが6月か7月に開催される宮崎シーガイアトライアスロン、もう一つがこのワールドトライアスロンカップ宮崎大会だ。どちらも出たことがあるのだが、夏はそれほど波がないのに対して秋の一ツ葉ビーチはけっこう波があってスイム時に船酔いみたいになってしまうことがある。

この日もけっこう波が強くてこれはスイム大変だなあ…、って思ってしまった。

入念に準備をするライフセーバーさんたち。みなさんのおかげで我々トライアスリートは安心してレースに参加できるのです。あるがとう。

今年はこんな写真撮影スポットが。以前もあったっけ? レース前だと緊張してこういうの気づかないのかもしれない。

スイム会場近くの実況ブースでは、以前この大会で優勝を勝ち取っている上田藍選手の姿が。現在はロングの選手に転向してそちらでも活躍しているのだが、ご本人はレースでのパワフルな姿とは対象的にとてもかわいらしい印象。

まずはエリート女子

まずはエリート女子のレースから。

今回はエリートのレースはスイム750m、バイク20km、ラン5kmのスプリントディスタンスで行われる。オリンピックディスタンスの半分なので、めちゃくちゃスピードレースになるんじゃないかなこれ。

トランジションエリアの準備をする選手たち

レース開始一時間ほど前になると、トランジションエリアに選手たちが集まってくる。

入念にトランジションエリアのセッティングを行ったりウォーミングアップを行ったり。

見てるとこっちも緊張してきちゃうね。

レーススタート!

9時ちょっと前に選手入場、砂浜に設けられたスタートエリアに一列に整列した。

そして、レーススタート!

やっぱり波がすごくて泳ぐのは大変そうだ。最初のコーナとなる第一ブイのあたりでも白波が立っている。

それでもさすがはエリート。あまり陣形が乱れないままスイムのゴールに。750mだとあっという間だね。

続々とあがってくる選手たち。

さて数名の選手がスイムからあがってきたら、今度は猛ダッシュでトランジションエリアに移動だ!

エリートたちのトランジションはやっぱりとてもスピーディーだ。我々みたいにウェットスーツを着ないからということもあるが、トランジションの流れもそうとう研究して訓練しているんだろうなあ。スイムからあがってきたと思ったらあっという間にバイクを押して駆け抜けていく。

バイクの観戦も楽しいな

この日は風もけっこうあったのでバイクも大変そうだ。一周終えて帰ってくるこの向きでは強烈な向かい風だった。

そして折り返してトランジションエリアから周回コースに出ていくこの向きはその風を背中に受けて走ってゆく。

観戦者と選手の距離が近いこともあって猛スピードで駆け抜けるトライアスリートたちの迫力がすごかった。

場所を変えてトランジションエリア付近でもバイクを観戦してみた。ここをバイクで駆け抜けるのは気持ちいいだろうなあ。

ランも選手たちの間近で

20kmのバイクが終わったら、最終種目のラン5km。これも選手たちのすぐそばで見ることができる。

これだけ近いとランも迫力があるなあ。同じ国際大会でも世界トライアスロンシリーズ横浜大会ではこんなに近くないもんね。って観戦者の数が桁違いだもんな…。

この日の気温はそれほど高くなかったので走りやすかったんじゃないかな。

ゴールもフィニッシュライン近くが楽しいぞ!

さて、ランもしばらく近くで観戦したら早めにフィニッシュエリアに。

一位はデンマークのアルベアタ・ケーダ・ピーダスン選手。めっちゃ笑顔でゴールに飛び込んできたよ。

メダルセレモニー

ゴール後やや時間を置いて入賞した選手たちにメダル授与のセレモニーが。

レース後のリラックスした感じとかすごくいいなあ。

国は違うけど各地のレースを転戦して顔を合わせることも多いから仲良しなんだろうなあ。

なんかキャッキャしててかわいいw

ちょっと肌寒かったけどシャンパンファイトも。ひとりコルクが途中で折れちゃって中身が出てこないというアクシデントもw

そしてエリート男子

そしてこのあとはエリート男子のレース。

おわかりいただけるだろうか、朝よりもだいぶ風が強くて大変そうだ…。

当然波も風にともなって強くなっている。

男子の選手たちは体格がすごいなあ

女子の選手たちは小柄で細身の選手が多かったのだけど、男子は背が高くて体格のいい選手が多いなあ。

スイムコースについて説明を受けるコーチたち

そろそろスタートだ、ということでスイムコースの前の方に陣取っていたら、各チームのスイムコーチが招集されて、なにやら説明を受けている。

どうやら波が強まったためにスイムコースを変更するらしい。

防波堤の中とはいえけっこうな波になっていたからなー。でもこういうことを臨機応変にやってなんとか大会を成立させようという運営陣の意気込みが感じられたな。

レーススタート!

そして選手たちが入場して、横一列に整列してスタート!

入水時の光景も迫力あるなあ!

激しい波に翻弄されながらも海から上がってくる選手たち。

私だったらこんな波の中泳いだら確実に酔っちゃうな…。

バイクもスピードと迫力がすごい

数人の選手がスイムから上がったら今度は猛ダッシュでトランジションに向かう。

テキパキとすごいスピードでトランジションを終えてバイクコースに向かう選手たち。

早いなー。

バイクの時点で第一集団に日本選手が二人だったかな?

東京オリンピックにも出場していた小田倉選手と北条選手がいたはず。

選手の数も多いし、風が強いから集団も大きくなって迫力ある画になる。

もちろん追い風のところでは猛スピードで駆け抜けていくのを間近で見るのは爽快だ。

もちろんトランジションエリアでも観戦。

ここも追い風なのでものすごい勢いで駆け抜けてゆく。

興奮の展開にドキドキしながらランの応援

バイクからランのトランジションもはやい!

手前に小田倉選手、左奥に北条選手。

なんとランコースには北条選手が一番に入っていった!

ラン序盤では他の選手にちょっと差をつけてパワフルに走っていたなー。

ランも男子のほうがやっぱりパワフルで迫力があるなあ。

真ん中にいるのは日本の古谷選手。

他の国のと比べてユニフォーム微妙かな…って思ってしまった。

女子は黒で地味なのに男子だけ緑でちょっと派手なのなんでだろう。そしてなぜ緑…?

フィニッシュ!

さあ、このまま北条選手がきげ切りますように、と願いつつ早めにフィニッシュ地点に。移動する。

最初に帰ってきたのはイタリアのジャンルーカ・ポツァッティ選手。うれしそうだなあ。

2位はスペインのアントニオ・ゴンザレス・ガルシア選手

3位はポルトガルのリカルド・バチスタ

北条選手は5位!すごいなあ、お疲れさまでした!

ハンバーガー美味しいよ

ここでお腹が空いてしまったので、一ツ葉ビーチのハンバーガー屋さんでランチ。

イタリアの女子選手たちがユニフォームのままで仲良くランチしてたりしておもしろい。

r.gnavi.co.jp

で、のんびり食べていたら男子のメダルセレモニーに間に合わなかった…、残念。

トライアスロンレース観戦のポイント

今回はじめて翌日に自分のレースが控えてない状況でエリートのレースを観戦したのだけど、体力を気にしないで思いっきり観たいように観ることができるのはとても楽しい経験だった。

いくつかレース観戦時に感じたことがあるので書いておく。

なにを重視するかを決めておこう

トライアスロンは3種目を連続して行うので、観戦ポイントが種目によって違う。コースが隣接しているものの、移動にはそれなりに時間がかかるので、場合によっては観たいシーンに間に合わない!なんてこともあるかもしれない。

お気に入りの応援したい選手を追いかけるか、ポイントを決めて楽しむかでもだいぶ変わってくる。このへんのポリシーをあらかじめ決めておいて、どのタイミングで観戦場所を移動するかなどを考えておくといいと思う。

はやめの移動

各種目の見やすい観戦ポイントはすぐに人が集まってきてなかなか確保しづらい。宮崎はそれほど観戦者が多くはないのでそれほど気にならなかったが、それでもフィニッシュゾーンなどは早めに行かないとあっという間に人だかりだった。

また宮崎もそうだったのだが、観戦ポイントを移動する際にコースを横切る必要がある場合も往々にしてあるので、選手が続々と帰ってくるタイミングの前に渡っておかないと、足止めを食らって行きたいポイントにたどり着けない!なんてこともあるので、コースレイアウトを観ながら計画を立てておくといいと思う。

選手に応援を届けよう

そして、せっかくこれだけ選手に近い距離で観戦できるのだから、積極的に応援したい。声を出すのはこのご時世なかなかやりづらいので、拍手などで選手たちに伝わるように応援するといいかも。まあ屋外だしマスクもしながらなので多少の声掛けは問題ないと思うけどね。

でもやっぱり自分がレースに出たいよね!

来年は存分に楽しめるように、首を早く治すんだ…w