私も普段遣いのスマートウォッチとして愛用している Garmin Venu2 は非常にバランスのよいスマートウォッチで、とても気に入っているのだが、年明け早々Garminから新機種の Venu2 Plus なるものが米国でリリースされていたので見ていきたい。
Garmin Venu2 Plus だとう?
昨年6月に日本で発売されたばかりだというのに、年明け早々Garminから新機種の登場とは驚いた。
Venu2 Plusという名前のとおり、現行機種のVenu2に新機能が搭載されているのかな。
スペックを比較してみよう
そいうわけで、Venu2とVenu2 Plusのスペックを比較していきたい。
サイズ
Plusは43mmと、Venu2の45mmから2mmのサイズダウンだが、厚みは12.6mmでVenu2よりも0.4mmと若干ではあるが増えている。これくらいの厚み増であればそれほど差はなさそうだが、2mmのサイズダウンは大きいなあ。あと、本体右サイドのボタンが2つから3つに増えているので操作性も大きく変わるかもしれない。そしてケースのサイズダウンに合わせて、ベルトも22mmから20mmと細いものが採用されている。カラーはグレー・ブラック・アイボリーの3種類が用意されているようだ。
サイズダウンしてもディスプレイのサイズと解像度は33cmの416x416pixelと変わらないので、ベゼルが細くなるのだな。これはカッコよさそうだ。サイズもベゼルの幅もボタンの数もかわると、見た目の印象もだいぶ変わるかも。
新機能
新機能として搭載されているのは "BLUETOOTH PHONE CALLING AND VOICE ASSISTANT SUPPORT" だ。
PHONE CALLS FROM YOUR WRIST
No more missing calls while digging in your pockets or fumbling through your purse. When connected with your compatible smartphone, you can make and take phone calls right from the watch.
これまではスマホと連携していれば着信があったときに通知してくれる機能はあったが、今回は時計にマイクとスピーカーが内蔵されているようで、ポケットや鞄からスマホを取り出さなくても、時計だけで通話が可能になっているみたいだ。
周りに人がいるときは使いにくいけど、自宅で一人の時とかにはいいかもしれない。
ASK YOUR VOICE ASSISTANT
Hands full? No problem. Use your paired smartphone’s voice assistant (Siri, Google Assistant or Bixby) via Venu 2 Plus to compose and respond to text messages, ask questions and even control your compatible smart home devices.
あと、そのマイクを使って Siri やGoogleアシスタントを呼び出すこともできるようだ。
これはいいと思う。Apple Watch や Pixel Watch はそれぞれの陣営の音声アシスタントしか呼び出せないよね?(Apple Watchでも「Hey Siri, OK Google」でGoogleアシスタント呼べるのかな?)
価格
さて、大事なお値段についてだが、米ドルで$449.99-とのこと。
ということは日本での価格は5万円を軽く超えそうだ。Venu2は44,800円だったから、ちょっとお高めの印象。
買うか? 買わないか?
ざざっと見てきた感じでは、サイズやボタンの数が変わったのとマイクが搭載されたくらいしか目新しいところはない感じだし、価格差を考えると既存の Venu2 ユーザーが買い換えるのはちょっと微妙かもしれない。私もこれならば後継のVenu3待ちかなー。
米国GarminのサイトではVenu2と同じページに掲載されていて、サイズ違いみたいな扱いなので、Venu2もVenu2Sを併売されていくのだろうけれど、この機能でこの価格差を考えると、Venu2 のお得感が強いから新規ユーザーもPlusにするインセンティブはあまりないかもしれない。
というわけで、私が主張するGarminの民が選ぶべき現時点で一番バランスのいい、「買い」なスマートウォッチは変わらずVenu2/2Sってことになるかな。
もしかすると見落としている変更点があったりして、気が変わる可能性もあるけれど…w
まあひとまず以前書いた Venu2 のレビュー記事でも読んで落ち着いておこう。