Triathlogue - トライアスローグ

札幌在住のホビートライアスリートによる日々のトレーニングの記録とトライアスロンについてのあれこれを書くブログ

世界各地のマラソン大会に参加した気分になれる virtualrunners.org が面白そうなんだけど…、どうなの?

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いろんなスポーツイベントのオンライン化が進んでるよって話を以前記事にした。

triathlogue.jp

他にも増えるんだろうなーと思っていたら、Facebookの広告で興味深いサイトの広告が流れてきたので、ちょっと紹介したい。でもいくつか心配な点もあるので最後まで確認して欲しい。

Virtual Runners(バーチャルランナーズ)

そのサイトがこの virtualrunners.org だ。

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virtualrunners.org

ほうほう、と中身を見てみると、

Real Running - Real Medals - Virtual community

The corona virus has put a halt on running events worldwide. But we won't let it get us down! We have put together the coolest virtual real running events for you. You run in real time, in real competitions, you get a real finisher medal and experience a great atmosphere (virtually) with our runner community. 

Real runs - real medals - virtual competition – virtualrunnersworld

勝手に翻訳してみると、

リアルにランニング、リアルなメダル、仮想コミュニティ

コロナウイルスは世界中でランニングイベントを中止に追い込みました。しかし、我々はめげません!皆さんのために最高にクールな仮想のリアルランニングイベントを作り上げました。リアルタイムで走り、リアルに競い、リアルな完走メダルと、我々のランナーコミュニティの雰囲気を(仮想で)体験できます。

とのこと。翻訳が下手なのはご勘弁を。

進んでいくといくつかイベントが用意されているのがわかる。

お!東京マラソン(?)があるじゃない!

f:id:jwatanabe:20200725202721p:plainふむふむ、家族と走ろう、とか、愛犬と走ろうとか、いろんな地名があるよ、って見ていくとよく見ると最初に「TOKYO」の文字があるよ!

 

Aug 2nd 2020 - Tokyo True Running Spiritvirtualrunners.org

 

ただ、このサイトで開催されるものは毎年東京で開催されているいわゆる「東京マラソン」とはまったく関係のないもの、と書いてある。赤で囲んだところがそうだ。

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むむむ、たしかにイベントそのものに「東京マラソン」とは書かれていないが、これは東京マラソン財団的にはどうなんだろう。この違和感については最後の方に書くので興味を持ってしまった人はそこまで読んでね。

 

参加方法

それぞれのイベントページから参加申込みが可能だ。

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5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンの4種目あるようだ。そして、各距離に人数制限があるみたい。現時点ですでに5km,10km、フルマラソンは Sold Out となっていて、参加できるのはハーフだけになっている。

支払い方法は各種クレジットカード、Apple Pay、PayPal、Google Payが使えるようだ。このへんちゃんとしてそうだよね。

計測方法

で、走ったタイムなどはどうやってアップするかというと、

  • At the day of the run you will track your run with an app or running watch. Then simply upload to the running portal a screenshot or photo of the app or watch showing your time and distance. Within two hours our team will confirm your time and you can download your certificate

Aug 2nd 2020 - Tokyo True Running Spirit – virtualrunnersworld


またざっくり翻訳してみる。

イベント当日はお使いのアプリやランニングウォッチでランを計測してください。ラン終了後にタイムと距離が確認できるスクリーンショットあるいは写真をポータルサイトにアップロードしてください。2時間以内に我々のチームがタイムを確認し、完走証をダウンロードできるようになります。

Garmin Connectなどのアプリと連動、というわけではないようだ。めっちゃアナログやないか!

Tシャツも買える

このイベントオリジナルのTシャツも買うことができる。

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いいお値段。デザインは…まあ評価は人それぞれだろうけど、とりあえず人柱としての無意味な責任感からカートに追加しておいた。

世界中どこにいてもあちこちの大会に参加できるのはなんか楽しそうだけど…

日本国内でもいくつかのマラソン大会がやっているように、こうやって世界のどこにいても色んな国の大会に参加した気分になれるのは楽しいかもしれない。ただ、世界各地と言ったってメダルにそう刻まれているというだけで、名産品が送られてくるとか、その地域になにか還元されるとかはないみたいだから、このサイトが各地とは関係なく勝手にやってるイベントって感じは否めない。

そして、サイト上で確認できるイベントで直近で開催されるのが東京で、いまのところこれ以前に開催されたり予定しているイベントはないようだ。これ、大丈夫なのかな…と心配になる。詐欺じゃなかろうか、エントリーして完走したデータを送ったらホントにサイトに書いてあるとおりメダルやTシャツが送られてくるのだろうか、と不安になる。

でも見つけてしまったので、人柱として参加してみることにした。参加してどうなったかはまたこの blog で報告するつもり。

もし他にも人柱を買って出る人がいたら…

このリンクから参加すると、$5-のディスカウントも受けられるのでぜひ参加してみるといいかもしれない。あくまで自己責任でお願いしますね。

virtualrunners.refr.cc

他にも似たようなサイトがいくつかありそうだ

この記事書くためにいろいろ Virtualrunners.org のサイトをいろいろ見ていたら、Facebookなどの広告に似たようなサイトの広告が出てくるようになった。 例えばこれ。

www.theconqueror.events

ざざっと見てみたらこちらはいろんなアプリと連動しているっぽい。

まあこういうのがいくつか出てくるってのはわかるんだけど、そのうちその土地その土地になにか還元できるような動きと繋がって行けばいいなあと思う。網走マラソンや札幌マラソンはそれぞれのもとの大会主催者が関わってて地元経済にも多少なりともメリットが生まれる仕組みになっている。海外でもそういうイベントもあるのかもしれないから探してみるか…。