7月13日に発表されていたのに昨日気づいて Twitter では速報的に(いや遅いけど…)シェアしていたのだけど、うれしいので記事にもすることにした。
九十九里トライアスロン(99T)も開催決定との報が!
7月13日に九十九里トライアスロン(99T)が開催スケジュールを発表した!
今年は新型コロナウイルスの影響でいろんなトライアスロン大会が中止を決めている中、チラホラと開催に向けて動いている大会も出てきている。ITUの大会主催者向けのガイドラインもでているが、今期開催しようとしている大会がどのような感染対策をするのかとても気になるところだ。
ちょっと前に潮来トライアスロンの対応について記事にしているが、
距離を短くしたりなどの対応を発表している。
ということで、九十九里トライアスロンの感染対策などについてもみていきたい。
九十九里トライアスロンの感染対策
大会Webサイトを見ると、「COVID-19対策と今年の取り組み」がまとめられている。
99Tの「COVID-19対策と今年の取り組み」
①大会開催時間&コースをコンパクトに!
・オリンピックディスタンスのみの実施
コース上に選手がいる時間をできるだけ短く、また大会自体の時間を短縮するために、今年はミドルディスタンスのレースは実施せずオリンピックディスタンスのみで開催する。
ミドルはなしでオリンピックディスタンスのみの開催とのこと。ミドルを楽しみにしていた人たちは残念だろうが、参加者数を絞った上で密になる可能性が高い時間を短くするためには有効だと思う。
・有料道路を使ったコンパクトなコース設計
スイムは一宮川河口、バイクは九十九里有料道路、ランも九十九里有料道路でコース設計。民家や店舗を通らないので町民に心配を与えず、また選手も安心してレースを行える。
開催地の生活圏内になるべく入り込まないかたちでの開催というのはとてもいい配慮だと思う。人が県境をまたいで移動してくることに不安を覚える人たちがいることはしかたがないが、それでもこれだけ配慮してやっているということをこうやって示すのは大事なことだよねえ。
・セレモニー(スタート&アワード)の自粛
レース前・レース後、選手が密集してしまう場を作らないためにスタート・アワードセレモニーは実施せず、リザルトはオンラインで掲載する。
セレモニーなしというのはとてもいいな。ただ、セレモニーがあることで参加者が次にどこにいればいいか、どこに行けばいいかを周知する機会がそれなりに持てていたはずなので、場内でのアナウンスなり案内の表示などをしておかないと、スタートに間に合わない人が出てきたり、変なところで密になってしまったりもあるかもしれない。
②密にならない取り組み
・フィニッシュ会場の出展及びおもてなしブースの自粛
選手が密となる出展ブースやフィニッシュ後の飲食ブースの出展を自粛し、レース後選手が飲食店で利用できるチケットをお渡しする。
EXPOなどはなかなか難しいよね。参加者が大会前後に開催地の飲食店などを訪れるのでお互いに気持ちよく過ごせるように地域と参加者双方への事前のガイダンスなどが必要かもしれない。
・競技説明会をオンライン化
密となる可能性の高い、室内で選手が集まる、大会前日・当日の競技説明会は基本実施せず、エントリーした選手には、事前にWEB動画で競技説明会を受講してもらい競技ルールを理解して頂く。・選手キットの事前郵送
密となる可能性の高い、室内で選手が集まる、選手受付は実施せず、ゼッケン等のレースで必要となる選手キットは事前郵送する。
このへんは以前取り上げたITUのガイドライン通りかな。
今回はあまりいないかもしれないけど、大会参加経験の浅い人たちは戸惑うこともあると思うのでそのへんのサポートがあるといいかもしれない。
・無観客での開催
今年に関しては、選手の家族の方、友人の方の観戦目的のご来場はご遠慮いただく。
これもしかたないけど、寂しいもんだなあ。
そのぶん地元の人たちがたくさん応援してくれるといいな!
基本的にはJTUのガイドラインに準じて開催されるとのこと。
なので、参加する側も一度目を通しておいたほうがいいかもしれない。主催者任せにしてなにも知りませんよ、というわけにはいかないだろうから。
【地域活性のための取り組み】
・エントリー費のうち500円は会場のとなる6市町村(一宮町、長生村、白子町、大網白里市、九十九里町、東金市)に寄付
・フィニッシュ後、参加選手に飲食チケットを配布
6市町村をまたがる大会なんだねえ。これって今回はじめてやる取り組みなんだろうか。
ウィズ・コロナの大会運営は本当に大変そうだ
潮来トライアスロンもそうだけど、大会運営に携わる人たちがいろんな議論を重ねてこのかたちに落ち着いたんだろうと思う。このあとも大会が終わるまでにどんな事があるかわからないのでまだまだ大変な日々が続くことと思うが、サイトにもある通り
大会開催日には笑顔で皆様と会える
ことを、この大会にエントリーはできないのだけれど、私もトライアスリートの一人として祈っている。大会運営にあたる九十九里トライアスロン実行委員会の皆さん、大会参加者の皆さん、そして開催地の地域のみなさんがともに楽しめる大会になりますように!
大会エントリーは7月22日の正午から!今年は大会がなくて飢えてるトライアスリートがたくさんいそうだから、参加したい人は急いだほうがいいのかもしれないね。