毎年4月に開催される石垣島トライアスロン。
だいぶ遅れてしまったが、今年も参加してきたので、参戦記を書いていくよ。
一日目 移動日
石垣空港はいつもあたたかく迎えてくれる
金曜日の朝から移動開始。札幌から羽田を経由して石垣島までトータルで5時間45分の空の旅。飛行機での移動は慣れているとはいえやっぱり疲れるのだが、毎回恒例の歓迎の横断幕を見るとその疲れが吹き飛ぶよね。
今回のお宿はアートホテル石垣島
空港でレンタカーを借りて、石垣島市街へ向かう。今回はレース会場からはちょっと離れているけれど大浴場とサウナがあるのでアートホテル石垣島にキャンプ地を定めた。
ふるさと納税で施設利用券ももらえるのでぜひ利用してみてほしい。
ホテルから会場までは徒歩だと30分ほど、車でも10分ほどの距離なのでちょっと遠いなーと思っていたのだけど、やはり大浴場とサウナの誘惑には勝てない…。
ホテルの玄関を出るとねこも歓迎してくれた。
この子はとても人懐っこくてかわいかったなー。
前から気になっていたひとし石敢當店に!
そしてこの日は自由に飲み食いしよう!ということで、以前から気になっていたひとし石敢當店に。ものすごい人気店だったのでかなり待ったんだけど、なるほどこれは混むわーという納得のクオリティであった。
r.gnavi.co.jpぜんぜん料理の写真取ってないけど…w
せっかくなので島唄ライブも楽しんでしまえ
翌日からレースが終わるまではアルコールを控えようと思っていたので、この日はわりと遅くまで飲んでしまえ!というわけで、島唄ライブをやっている居酒屋のよるどーやへ。
r.gnavi.co.jpよくある感じの島唄ライブというよりかなりロックな感じの音だけど、トークも面白いし、盛り上げるのも上手だし、なによりもお客さんを巻き込んでのパフォーマンスがとても楽しくて最高だった。
石垣島に行ったらぜひ行ってみてほしい。
二日目 受付、自転車受け取り
直前の調整をちょっとばかし
二日目、目が覚めるとスッキリと晴れたよい天気。前日よりも空気が澄んでいてはっきりと会場につながるサザンゲートブリッジを見ることができた。
時間的な余裕もあるし、受付と自転車受け取りの前にちょっと最後の調整でもしようかなーということで、石垣市中央運動公園の中にあるプールに行ってみた。
ホテルからも車ですぐのところ。
駐車場に車を停めてプールまでてくてくと。
野球場や陸上グラウンドなどもあるかなり大きな公園になっていて、至るところで中高生たちが走っていたりする。小さい子どもたちもおおかったなー。
そしてお目当てのプールがこちら。
ちょっと暗い感じの外観だったのでちょっと心配したのだけど、中に入ってみると意外ときれいでよかった。
もっと人がいるのかなとおもたら、以外にも先客が一人のみ。風もあったのでちょっと肌寒かったけど、泳ぎはじめてしまえばあまり寒さも感じずにもくもくと泳ぐことができた。久しぶりの長水路は楽しかったなー。札幌でも長水路の市民プールあるからたまには行こうかな。でも混んでるんだよなー…。
受付と自転車受け取り
ひとしきり泳いでからフェリーターミナルの駐車場に車を置いて受付に。ちらっとフェリーターミナルの中を覗いたら、いつの間にかプラネタリウムができていた。
めちゃくちゃ観たかったんだけどちょっと今回は時間が取れなかったなー。今度ゆっくり来たときに観てみようと思う。
フェリーターミナルからてくてく歩いて受付に。途中で石垣島の公式キャラクター、ぱいーぐるさんにごあいさつ。
受付開場前にはのぼりが立っていて気分が盛り上がる。
受付会場ではレースナンバーとテストを受けたかどうかを確認して中に。
自分のナンバーの受付でサクッとゼッケンなどを受け取って終了。
コロナになってからこの辺のプロセスがどの大会もかなり簡略化されてすごくいいね。やることがたくさんあっても手間だし大会前に疲れてしまうので、コロナが明けてももとに戻らなきゃいいなーと思っている。
受付会場の別棟ではショップが。忘れてしまったものなどはここで買えるのでありがたい。いくつかエナジージェルを購入。
そして隣の新栄公園で、送っておいた自転車を受け取って組み立て。今回も大会公式の佐川急便石垣島営業所さんのサービスを利用した。電話で依頼した際に「シーコンでもいいですよ!」とのことだったので、今回はシーコンで梱包することにした。
いつも使っているバイクポーターに新しいTREK Madoneが入るかどうかをまだ検証していなかったので…。
バイクを組み立てたらSciconのバッグはレースが終了するまで預かってもらえるのでこれがとてもありがたい。これで往復で28,000円で送れるのだからすごいなあ。
ランチはいつもの沖縄そばへ
ここまでやってお腹が空いたので、個人的に石垣島で一番お気に入りの沖縄そばやさん、来夏世(くなつゆ)さんへ。
今回もやさしい味でとてもよかった。すごくホッとするんだよなあ、ここのそば。
受付時に受け取ったもの
さてさて、受付時に受け取ったものを紹介していくよ。
まずは大会Tシャツ今回は明るいオレンジ色でいいね。
スイムキャップは白。これはスタート時のウェーブごとに色分けされている。
身につけるゼッケンとボディナンバー、そしてヘルメットとバイクにはるステッカーも。
あとはチラシ類や商品サンプルなどなので割愛…。
この日はノンアルコールでステーキを食して翌日のレースに備えてはやめに就寝。おやすみなさい。
三日目 レース当日
会場まで移動
前日にホテルに予約しておいた朝食のボックスを受け取って朝食をとってから会場に移動した。今回は車でフェリーターミナルの駐車場まで移動して、そこから徒歩で向かうことにした。
ホテルを出た時点ではまだこんなに暗い。気温はちょっと肌寒いかな、といった程度。
レース会場に向かうまでのマナーについて
フェリーターミナルの駐車場から会場までは自転車を押しながら徒歩で向かったのだが、ここでひとつ思うことがありTwitterに投稿した。
昨年も思ったんだけど、石垣島トライアスロンの会場に向かう時間はかなりくらいにも関わらず、無灯火で走る参加者がかなり多かった。
— Triathlogue (@triathlogue) 2023年4月10日
レースではライト等を外すのは当然として、なぜ会場に向かう暗い公道で無灯火でいいと思えるのだろうか。#石垣島トライアスロン
いやこれマジで危ないから。レースではもちろんライトなどの競技に関係のないものは取り外すのは当たり前なのだけど、レース会場まで向かう道は公道だから!
おまけにあまりマナーのよくない参加者もそこそこいて、歩行者もいる歩道をかなりなスピードで走ったり、逆走しているバイクもあったり。ぶつかりそうになられたのでかなりヒヤヒヤした。
みんな楽しみにしているレースなんだから、その前に事故があったりして自分だけじゃなくて事故に巻き込んだ他の参加者や観戦者の楽しみまで台無しにしてしまうことがないように、ちゃんと道路交通法はもちろん、サイクリスト・トライアスリートとしてのルールやマナーを守って欲しいなあ、とちょっと思った。
会場に到着
てくてく歩いてサザンゲートブリッジを超えて会場入り。
わりとはやめに着いたので、トランジションエリア内もちょっと閑散としている。
セッティングも早々に終えて、ぶらぶらと。ゴールはこんな感じ。
今年も無事にスイムを乗り切ってここに帰ってこよう。
レース直前
緊張のせいか、なんどもトイレに行きつつ過ごしていると、アンクルバンド配布の時間になったので移動。
ついでにこれから泳ぐ海もちょっとチェック。とはいえ近くまではいけないので遠くから。
このあとはスマホなども全部おいて試泳など。なのでここから先は写真なしになるよ。
水温はそれほど冷たくもなく気持ちよく泳げそうな感じ。天気もいいし楽しいレースになりそうな気がする。
レース開始!まずはスイム
もう50歳なのでスタートは第6ウェーブ。緊張しつつスタート時間を待つ。なんどレースに出てもスタート前はこの時間が一番緊張する。ぜんぜん慣れないなー。
泳ぎはじめるとけっこう人が多くてガンガンぶつかられる。久しぶりにこんなに人にあたるなあと思ってスペースを探しながら泳ぐことに。すると前方にずっと平泳ぎの人がいて蹴られるなど。いや、いいんだけど、平泳ぎ怖いって。指折れるかと思ったじゃん…。
と、いろいろイヤなことが多かったもんだからちょっと心配したのだが、パニックも起こすことなく無事にスイム終了。よかったー、と思いながらトランジションエリアに。
石垣島トライアスロン最大の「山場」バイク
スイムが終わってしまえば大きな心配はない。が、石垣島トライアスロンのバイクコースはけっこうな登り。バイクが新しくなってこれまでより軽いギアが使えるようになったとはいえ、冬の間まったくバイク乗ってないのでとても心配ではあった。
サザンゲートブリッジを超えてしばらくは市街地を走りながら、本日の自分の脚のご機嫌をうかがいつつ。いやあ、やっぱりあまり踏めそうにないなあといったところ。そりゃぜんぜん走ってないからな…。
そして山に入るととたんに上りがきついことに愕然とする。筋トレはしていたけれど、バイク乗らないとここまで脚って衰えるのかー、とあらためて実感した。毎回石垣島で後悔するんだよなあw
18km地点くらいでもう内転筋が痛くなりはじめて、そこからはあまり内転筋に負担かけないように軽めのギアでなんとかかんとか進んでいく。最高地点を超えて下り基調になったらなるべく脚を休ませていったので、後半には痛みもだいぶ和らいできたが、平地に戻ってもスピードが出ない出ない…。最後のサザンゲートブリッジは、バイクスタートのときよりも勾配がきついくなっているんじゃないかってくらいキツかったなー。
そして最後のラン
ここでもうだいぶスタミナ削られているのだけど、トライアスロンはもうひと種目あるのよね、というわけでシューズを履き替えてランに。この頃にはだいぶ気温も上がってきてちょっと暑くなってきた。走りはじめて3kmくらいでちょっと右膝に痛みが出てきたので、ここでランもペースをぐっと抑えることに。
汗もだいぶおおかったので水分補給も多めに。そして、暑いから水を頭から何度もかぶりながら淡々と足を進めていく。途中でなんどか世界最高齢トライアスリートの稲田さんとすれ違ったので、そこでエネルギーを貰いつつなんとかゴールまで辿り着くことができた。
フィニッシャータオルを受け取って一安心。今年もちゃんと石垣島を走り抜くことができたよ。タイムはともかくとして…w
後片付けまでがトライアスロン
レースが終わったら後片付け。
トランジションエリアから荷物を引き上げたら、バイクを会場近くの駐車場で待っている佐川急便さんのもとへ。預けてあったSciconのバッグを受け取って、バイクを梱包。そして再び佐川急便さんにあずけたらもう身軽だ!
ここへきてやっとものすごい空腹だということに気づいたので、車に戻る前に市街地のまーさん道でまた沖縄そば。
r.gnavi.co.jpソーキそばをいただいたのだが、こちらもうまかった。レース後の疲れた身体にソーキが吸い込まれていったよ…。ものすごくお腹が空いていたので写真を撮るのも忘れてしまった…w
そしてホテルに戻ってからバスタブでウェットスーツを、ホテルのコインランドリーでウェアなどを洗って、大浴場で汗をながして一休み。レースを振り返りつつビール飲んでのんびりとしていたらまたお腹が空いたので、市街地まであるいて焼き肉を。
r.gnavi.co.jpそのあともフラフラと市街地でのみあるいていたら、やっぱりあっという間に眠くなってきたのでタクシーでホテルに戻ってバタンキュー。
四日目 移動日
疲れてるはずなのにわりとスッキリとはやめに目が覚めたので、きちんと朝食をとって飛行機の時間よりもちょっとはやめにホテルをチェックアウト。時間があったのでレンタカーでちょっとどこか行ってみようと思い、ちょっと北の方にある展望台に向かうことにした。
国道390号線から現地にいくまでの道がかなり細くて大丈夫かなって感じだったんだけど、到着してみると、
こんな景色が!
駐車場も一台分くらいしかないし(いや、そもそも駐車場として使えるスペース、ってくらいの感じだし)、売店はもちろん自動販売機すらないところだけど、景色は最高だった。レースを終えた充実感もあって気持ちよかったなー。また来ようっと。
で、そのまま空港へ向かって、また飛行機で札幌へ。来年もまた石垣島に来れるようにがんばろうっと。