Triathlogue - トライアスローグ

札幌在住のへっぽこトライアスリートによる日々のトレーニングの記録とあれこれ

世界トライアスロンシリーズ横浜大会のおすすめポイントはここだ

いままで出場したいい大会のいいところを紹介したい 

そんなに多くの大会に出たわけではないけれど、いままで出場したことのある大会で好きな大会がいくつかある。というか嫌いな大会はあまりないけど。

なので、今まで出た大会をいくつか振り返って書いてみようと思うので、読んだ人たちがそれぞれの大会のいいところを知ってもらって来年以降出てみたいな、とか、観戦しに行ってみようかなって思ってもらえたらうれしい限り。

世界トライアスロンシリーズ横浜大会

今年は残念ながら中止になってしまったが、世界トライアスロンシリーズ横浜大会は2014年からほぼ毎年参加している大好きな大会の一つだ。横浜の山下公園を舞台に開催される大会で、私が今まで出たことのある大会の中でもっとも都会で行われる大会でもある。

yokohamatriathlon.jp

 

前日の朝から楽しい

大会の前日は選手登録や競技説明会があったり、トランジションエリアにバイクや荷物を預けたりするので、前日の午後くらいから現地入りしてやることを済ませて翌日に備えるという人も多いだろう。だが、世界トライアスロンシリーズ横浜大会は前々日の夜から現地入りすることを絶対的におすすめする。

エリートパラトライアスロンのレースを観戦できる

日曜日のエイジグループのレースに先立って、土曜日にはエリートクラスのレースが行われる。早朝からまずスタートするのがパラトライアスロンのレースだ。

一般的にトライアスロンを見たことがある人もかなり少ないと思うが、パラトライアスロンを生で観戦したことのある人はさらに少ないのではないか。世界度トライアスロンシリーズ横浜大会では、ほぼ同じコースを使ってパラトライアスロンのレースが行われる。

観戦時に撮影した写真を何枚か紹介したい。

 

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スタート地点のポンツーンに入場待ちのパラトライアスリートたち

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片足の選手も松葉杖で走りながらトランジションエリアに移動する

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スイムから上がってきた車椅子の選手、黄色いシャツを着ているのは競技をサポートする「ハンドラー」と呼ばれるスタッフ。

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視覚障害のある選手の乗るタンデムバイク。「ガイド」と呼ばれるスタッフが目となってスイムからランまでの3種目を一緒に走る。

 

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足に障害のある選手が乗るハンドバイク。彼らはスイムからランの車椅子まで、すべて腕で走り抜く。

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車椅子の選手がゴールする直前。

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ガイドとともにゴールする選手。

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義足の選手がゴールする様子。


このように、様々な障害を持った選手たちが、明日自分たちが走るコースと同じ場所を走っていく姿は圧巻だ。明日へ向けて自分も頑張ろうという気持ちが沸き上がってくる。パラのスタートは土曜日の6時50分と早朝なので、早起きしなければならない。必然的に金曜日の酒量もおさえられるし、観戦でモチベーションも上がるし、土曜の夜も翌日のレースに備えて早く寝るようになるなどいいこと尽くめだ。

エリートの試合を間近で観戦できる

パラトライアスロンのあとは女子、男子のエリートクラスのレースだ。エリート選手たちのレースもまたあまり間近で見る機会は少ない。彼らの圧倒的なスピードを目の当たりにすることでさらに翌日に向けてのモチベーションがうなぎ登りになる。

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エリート女子のレースのバイクパート。この年はものすごい雨だった。

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おなじくエリート女子のランパート。この年優勝したグウェン・ジョーゲンゼンはリオ五輪の金メダリストだ。

ただし気をつけなければいけないのは、早朝のエリートパラからずっと興奮ながら観戦を続けてしまうと、いたずらに体力を消耗しすぎてしまうことだ。翌日の自分のレースのことを考えて適度に休憩したりしながら観戦したほうがいい。あと、観戦に夢中になって選手登録や競技説明会への参加を忘れてしまわないように気をつけたい。ITUの今後のガイドラインに準拠するとそのへんも次回以降の大会はデジタル化されるはずなのでその心配はないかもしれないが…。

国際大会の雰囲気を肌で感じられる

この大会はITUの世界トライアスロンシリーズと呼ばれる一連の国際大会のひとつとして開催されている。大会が大規模で雰囲気も他の大会とはまた違ったものがある。

スタートはポンツーンから

まずスイムのスタートは年齢別に分けられたウェーブごとに、山下公園に設置された仮設のポンツーンからスタートする。

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ポンツーンでスタートを待つ出場者たち。白いスイムキャップの中に私もいる。

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スタート直後の様子。いまだに一番怖くて興奮する瞬間でもある。

スイムは一周750mのコースを2周する周回コースで1,500m。まずポンツーンから氷川丸に向かい、時計回りにターンして氷川丸を左手に見ながら泳ぎ、またポンツーンに向かう。これを2回。海水はきれいとは言えないし、寒いときは水温も非常に低いのでそれなりに対策しておいたほうがいいかもしれない。私はあまり対策してこなかったのでけっこう辛いスイムになることも多かった。

バイクは「ど」フラットな6周回コース

バイクは山下ふ頭、本牧ふ頭を回ってから山下公園通りに戻ってまた山下ふ頭に戻るコースを6周で40km。一か所だけ陸橋があるが、それ以外は「まったいら」といっていいくらいのフラットなコースだ。ふ頭を走っているあいだなんかは風もあったり、するのだが、本牧ふ頭から戻って山下公園通りにはいるとまっすぐで両脇に観客の応援もここが一番賑わっているコースになる。

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山下公園通りを走っているところ。ここがバイクの見せ場でもある。

応援も多いし気分も盛り上がるので思わずここでDHバーを握ってぶん回してしまうのだが、あっという間に折り返し地点があるのですぐに減速することになる。バイクパートで6回も周回時にたくさんの声援を受けられる大会もそんなにないのではないかと思う。だいたいバイクパートって静かで孤独なことが多い。

ランもフラットだが、一か所だけ…

最後のランパートは2.5周というちょっと変則的なコースで10km。バイクの選手たちを横目に見ながら山下ふ頭を走ってから山下公園を観客の声援を受けながら抜け、象の鼻パークの横浜開港150周年記念碑を回ってまた山下公園に戻ってくるのだが、山下公園と象の鼻パークを結ぶ「山下臨港線プロムナード」を通るところが唯一の坂。しかもわりと急。ここでだいぶ体力と気力を削られるのだが、これを2回乗り越えてまた山下ふ頭を回って戻ってくれば、もうゴールに向かうことになる。

最後は国際大会のゴールストレートを気持ちよく走れる

そして参加者たちが最後に駆け抜けるのは、前日のエリート選手たちと同じ青一色のゴールストレートだ。

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ゴールストレートを走るのはとても気持ちいい!

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ここまで来るともう「あとすこしでビール!」しか頭にない


真っ青な絨毯を踏みながらゴールに向かうのは実に爽快な体験だ。毎年5月にこれを味わうのがいつも楽しみ。今年は叶わなかったけど…。

2019年のときのRelive動画があるので、見ていただければコースの様子がすこしおわかりいただけるのではないかと思う。


2019年 世界トライアスロンシリーズ横浜大会の Relive 動画

終わったあとは町の銭湯で汗を流して中華街で激ウマ中華を堪能できる

レースが終わってバイクを片付けたら私は汗を流しにここに向かう。

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中華街を抜けたあたりにある銭湯だが、サウナ(入浴料とは別料金になる)もあるし、実に気持ちのいい銭湯だ。やすいし近いしおすすめしたい。

そして、汗を流したら中華街に赴いて激ウマ中華とビールを思いっきり楽しむ。ここまでが私の「世界トライアスロンシリーズ横浜大会の楽しみ方」だ。

他にもいいところがたくさんある

と、ここまで前日の観戦からレース参加までのいいところを書いてきたが、他にもおすすめしたいポイントはいろいろある。

屋台がたくさん出ていて楽しい

大会開催時には山下公園にたくさんの屋台が出ている。スポーツ関連グッズなどの販売を行っているものもあれば、食べ物などの屋台もたくさんあって、ゴール後にビールを飲みながらどれを食べようか迷うくらいだ。どれも美味しそうなんだよ…。

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時期的にバラが満開

山下公園内には未来のバラ園というのがあって、

www.travel.co.jp

ちょうど大会開催時には春の見頃を迎えているので、レース前もレース終了後も、美しいバラで癒やされたりする。

会場近くにホテルが豊富

山下公園の周りやみなとみらいのあたりはホテルがたくさんある。大会が用意したホテル込みのツアーエントリーなどもあるし、会場近くに宿をおさえるのがとても容易だと思う。

都会型のコンパクトなコースで応援がしやすい

あとは観戦者目線のいいところとしては、コースがコンパクトで周回が多いため、応援の機会がとても多いことが挙げられる。スタートしたらあとは参加者がトランジションエリアに戻ってくるまで待つだけ、という大会も多いが、そういう大会は応援者がきっとものすごく暇なんじゃないかと思う。また、コース周りにコンビニなどもあるし、ホテルなども多いので、待っているあいだも暑さや寒さ、空腹などをしのぎやすい。 

トライアスロン初心者にもおすすめな大規模大会

いろいろと書いてきたが、エイジグループはオリンピックディスタンス(Swim 1.5km、Bike 40km、Run 10km)だけではなく、スプリントディスタンス(S 750m、Bike 20km、Run 5km)も開催されるし、三人が一種目づつ参加するリレー競技もある。

この大会は国際大会でもあり規模が大きくて安全対策もしっかりしているのでトライアスロン歴が浅くても参加しやすい大会と言ってもいいのではないだろうか。来年以降また大会が開催されたら、ぜひ会場で一緒に楽しめる人がすこしでも増えたらうれしい限り。ぜひ。