今年はレースがないので、大会について書こうと思ったらこれまで参加した大会について書くシリーズしかない。でもあらためて振り返るととってもレースに出たくなる。来年度の大会に出ようか考えている人にこの大会の魅力がすこしでも伝わればうれしい。
現地で会いましょう。
アイアンマン70.3セントレア知多半島
現時点で国内唯一のIRONMAN
2013年から2015年まで3年間、北海道でもIRONMANのレースが開催されていたが、現在国内で開催されているIRONMANレースはミドルのこの大会だけだ。いろいろと事情はあるのだろうけど、日本でロングの大会がないのはちょっと残念なので、WTCの皆さん頼むよお。
ふるさと納税枠があって意外と参加しやすい
参加費用は他のトライアスロンと比較して一見かなり割高に感じるかもしれない。
中止にはなったが、2020年のエイジクラスのアーリーエントリーでも50,500円もする。これだけでエントリーを躊躇してしまいそうだが、この大会には常滑市に「ふるさと納税」をすることで参加費用が割引になる制度があるのだ。
常滑市にふるさと納税をする際、返礼品として「割引き参加権」を選択すると、アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンに割引きされた参加費でエントリーができます。
ふるさと納税によってどれくらい割引になるかは毎年すこしづつ変わっているので、来年以降どうなるかはわからないのだが、今年は100,000円のふるさと納税で30,000円割引となるので、実質のエントリー費用は
- 50,500円 - 30,000円 + 2,000円(ふるさと納税実質負担額) = 22,500円
となる。
ほら、だいぶ参加しやすい!
ただし、ふるさと納税による割引の制度は毎年変更になるので、来年どうなるかはまだわからない。募集要項が発表されるのを待って確認しよう。
他地域からの移動がとても簡単
レースのスタートとゴール会場は違うのだけど、競技説明会や選手登録などの手続きはもちろん、参加者の移動なども含めた拠点となるのが中部国際空港セントレアだ。
私のように北海道から参加する場合でも飛行機で飛んでくれば、あっという間に現地に着いてしまう。ホテルなども隣接していくつかあるので、わざわざ宿までの移動に時間と労力を使うこともない。空港内の施設も充実しているので、いろいろと便利だ。
ただ、大会前は空港内や、近隣のコンビニが非常に混雑するので、必要なものは早めに確保したり持ち込んだほうがいい。昨年も東横イン一階のセブンイレブンなんて、行列ができて店内がパンパンになってしまっていた。
レジまでたどり着くのに30分、ひどい時はお店から溢れていたのがすごかった…。
大会の流れ
前日
この大会の前日はやたら忙しい。とにかくやることがたくさんある。
- 競技説明会
- 選手登録
- 車検
- ICタグ登録
- T2バッグ預託
いやいや、忙しい。ああ忙しい。
競技説明会と選手登録は中部国際空港内で行われる。選手登録はけっこう並んで待つことになるので覚悟が必要。はじめてこの大会に出た時はアメリカンエクスプレスカード持ってる人専用のレーンがあってすぐ終わったんだけどなあ…。
そして一度ホテルに戻って受け取ったバッグ類に必要な荷物を整理して入れたら、空港から出ている大会専用のシャトルバスで新舞子マリンパークまで移動する。私の場合は事前に送ってあった自転車を組み立てて梱包材を預け、
車検を受けてバイクをトランジションエリアのラックに掛け、
T2で受け取る荷物を入れたトランジションバッグを預ける。
ここまで終わったらあとは空港まで戻ってEXPOでいろいろグッズやら補給食やらを物色してもいいし、明日に備えてしっかり休むもよし。
スイム
スイムは新舞子マリンパーク・ブルーサンビーチの砂浜からスタートして戻ってくる1.9kmのコース。
周回ではないので途中で水分補給とか陸地を踏んでひと呼吸入れるとかはできない。でも泳いでいると意外とあっという間に終わってしまう。スイムから上がったらテントに朝のうちにぶら下げておいた荷物を受け取って、
トランジションエリアでバイクをピックアップして、いざ90kmのバイクパートへ!
バイク
バイクコースは前半と後半で大きく趣が変わる。前半は知多市の臨海工業地帯を周回するほぼフラットなコースで、近隣の企業の皆さんの応援もにぎやかなところもあってとても走りやすい。ちょっとコーナーや折返しがあったり、ところどころコースが狭くて追い抜きができないところもあったりするけれど。周回コースには水のボトルを受け取る事ができるポイントがあるので、なるべく自分のボトルは消費せずに後半に残しておきたい。
後半(といっても60km以上走ってからだけど)は工業地帯を離れて、常滑市をくねくね走って半田市にある半田運動公園までの多少の上り下りがあるコースになる。田園風景の中を走ったりもあって、応援こそ前半に比べると少ないものの、コース自体に変化があってあまり飽きずに走ることができる。
最後の半田運動公園までの坂がちょっとしんどいけど、ここまで到達したら残すは21kmのランのみだ!
ラン
半田運動公園に設置されたラックから前日に預けたT2バッグを受け取ったら、装備を変えてランパートに。ランコースは半田運動公園から常滑市に入り、海に出たらひたすら海沿いをNTPマリーナりんくうに向けて走っていく。
できれば横断歩道と数箇所ある短い階段は避けたいところだけれど、これもまたこの大会のランコースを特徴づけているものと思えば楽しいのかもしれない。海に出るまではけっこう上り下りもあってどんどん脚が削られていくが、海沿いに出てしまえばもうあとはフラットなコースをゴールまで走ればいい。
ランのエイドステーションでは水だけではなくゼリー類やレッドブルなども補給できる。かなり充実しているので、この大会ではバイクパートでのみ補給について考えておけばいいのではないかと思うくらいだ。
海沿いの道では近隣の住民のみなさんが子供からお年寄りまでたくさん応援に出てきてくれていてとても勇気づけられる。フィニッシュが見えてきたらもう終わり、と思うなかれ、いったんゴールの近くまで行ってからまたさらにちょっと戻ってからやっとゴールに向かうというちょっと意地悪なコース設定になっている。ここで調整しなくてもーw
でも21kmを走り終わったらそこにはちゃんとフィニッシュ地点がある。そしてその向こうでは白戸太郎さんが笑顔で迎えてくれる。
ゴール後の屋台
ゴールして荷物を受け取ったらゆっくり休むのもいいけれど、もうとにかく屋台で色んなものが売られているのでどんどん食べたい。引換券がもらえるきしめんもうまいし、
ビールもあるし(ゴール直後にあまりよくはないけどw)、いろいろ栄養補給もできる。
マッサージのテントもあるので、ほぐしてもらうのもいい。
あとは空港に戻って自転車と荷物を受け取ってそれを片付けてしまおう。自転車はその場で梱包して預けてしまえるし、ほかの荷物はまとめたら向かうところはひとつ。空港内にある温浴施設だ。
温泉
中部国際空港セントレアには温浴施設がある。飛行機を見ながら温泉に浸かって今日の汗や疲れを流してしまえるのだ。これが本当にきもちいい。
しかも大会参加者には割引のサービスもあるのでぜひ利用したい。
名古屋メシ
風呂からあがったら本格的にビールと名古屋メシを楽しめる。
味仙で台湾ラーメンを食べるもよし。
r.gnavi.co.jp個人的には、
あわせてこの子袋をオーダーしてビールを飲みたい。
あるいは、
矢場とんで味噌かつだ!
r.gnavi.co.jp今年の10月の開催も、来年の大会も楽しみだ
今年は新型コロナウイルスの影響で6月開催が10月18日に延期になっている。無事開催されることを祈っているし、どのような形で実現するのかとても注目している。そして来年も開催されるならきっと出ると思う。だってとても楽しいから。